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“Movement is medicine”-セラピスト/治療家が動きを学ぶ必要性について

皆さん、ご無沙汰しています。

かなり前の話になりますが、僕は去年の7月15日〜27日までの2週間、ジャイロトニックのファウンデーションコースを受けました。きっかけとしては一昨年にドイツの理学療法士でもあるUwe HerbstreitさんのGyrotonic-Therapeutic Applicationと言うコースの通訳をして『これは絶対にセラピーに取り入れられる!』と確信したからです。

ではそもそもなぜにジャイロトニックを受けようと思ったかと言うと、”Movement is medicine”と信じているからです。

医学の父として知られるヒポクラテスの宣言に”First, do no harm” “(患者さんにとって)害になるようなことをしてはいけない”とありますが、 これはどういう意味なのでしょうか?これは医師が治療を施すにあたって、害を与えるようなことをしてはいけない。また薬には基本、副作用があるのでその妥当性を見極めて処方をするべきと言う事なのです。

ではエクササイズを指導したり、セラピストとして関節を動かしたりするときはどうでしょうか?

これは医療と同様で諸刃の剣であり、その動きの出し方や導き方(力加減や力の方向性)、意図(イメージなど)などによって効果のあるエクササイズが身体にとって良くもあれば必ずしもそうでない場合があります。

と言う事は動きを3次元でしっかりと理解出来ていないセラピスト・治療家に施術を受けると、それを受けているクライアント/患者さんの身体はその動きしか知らない身体になり、重力下で動いた時にあまり活かされません。

またここで重要なのが、施術だけでセッションを終わらせずに動きに繋げると言う事です。もちろん個々のクライアントさんの許容範囲が違いますから、動くこと自体がストレスになってしまう場合もあり、動きの導入時期は熟考すべきですが。。

これは勝手な予測ですが、今後セラピストでムーブメントも指導出来る、もしくはピラティス、ヨガ、ジャイロトニック等の指導者だけれどセラピーも出来ると言うような人達がどんどん増えてくると思います。そして今後、日本の超高齢化社会に本当の意味で役に立てるのは上記のようなハイブリッドなセラピスト/動きの指導者なのかなと思います。

また今はソチ冬期オリンピックで盛り上がっていますが、ハイブリッドなセラピストや動きを網羅しているボディーワーカーなどがチームに加わればもっと結果が出るのになあと思うのは僕だけでしょうか??

フィギアスケートでボーンリズムとかを取り入れてジャンプから着地の練習をする等々…

ご意見、ご感想をお待ちしています。

カズ

追伸、

そんな事を考えつつも7月にあるジャイロトニックの最終認定に向けて練習しなくては。。と焦っています。

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ワークショップ『触ってわかる解剖学』のお知らせ。

お陰さまで告知から10時間ほどで定員一杯になりました!

次回は秋以降になると思いますが、その時に個人的に告知を希望する方は以下のメールアドレスにご連絡お願い致します。ありがとうございました!!   

アラ

fmskazutakaara@gmail.com

 

こんにちは。

今日はワークショップのお知らせです。

僕自身、解剖学は1998年から大学で学び始めましたが、パーソナルトレーナーとして働き始めても自信が持てないままでいました。だから毎回、足の細かい筋肉や骨の話になると『名前は聞いたことがあるけれど、それは一体どこでどんな動きになるの??』と途方に暮れていました。

そんな自分が嫌だったのと、身体の見方としてMuscle Activation Techniques(MAT)のコンセプトに惹かれ、2005年にMATの勉強を始めました。身体のほぼ全ての筋肉の起始・停止を覚え、それを触診しなければ資格の取得が出来なかったのでひらすら人の身体を触れまくって少しづつ覚えることが出来、触診がどれだけパワフルなものかをクライアントさんの身体を通して理解出来るようになりました。

MATの勉強で関節の動きも学び、いわゆる受動的に関節がどれだけ動くかをチェックするROMチェックはたくさんこなしました。でもマリジョゼ先生のピラティス指導者養成コースやジャイロトニックコースで“動きの解剖学”を通訳の仕事を通して観察したり、実際にダンサーの方が『どのように足を高くあげれるようになるのか?』と言う問いに『自分は手で動きの解剖学を分かっていない。。』と気付いてからは毎日、セッションの中でどうすれば楽に身体の意思に反することなく動きを促せるのかと言う探求をしています。その甲斐あってか、そんな所に鎌倉にあるスタジオ『Kuu』さんより解剖学ワークショップを開いて欲しいと言うお話を頂き、ワークショップの開催が決まりました。

ですから今回のワークショップでは解剖学の教科書の知識では無く、『3次元の世界で実際に骨や筋肉がどう動くか?』を軸に身体と手の感覚を使って解剖学を学んでいこうと思っています。

お陰さまで定員8名のうち、半数が埋まったようですので興味のある方はお早めに!

こちらからお申し込みが出来ます。

カズ

また以下が日時と内容の詳細になりますので、ご確認下さい。

【全6回】触ってわかる解剖学

「触る」とは文字通り「あるものに触れる」ことですが、「ある事柄や人と関わりをもつ」という意味もあります。

わたしたちボディワーカーにとって「触る」はまさにクライアントさんと「関わりをもつ」こと。手を通してクライアントさんと深く関わりがもてるかどうかは、ボディワーカーのタッチ次第といえるでしょう。

たとえば、少しふくよかなかたに対して骨から動いていただくガイドをしたい!と思いつつも、骨のランドマークが見つからずいろんなところをベタベタ触ってしまったり。筋肉質でかたい感じがするかたを、ついつい強いちからで触ってしまったり。

友達や仕事仲間なら「痛い」「その触りかたはイヤ」と言ってくれるでしょう。でも、クライアントさんは違います。「なんだかあんまりやさしくないなあ」と感じたり、不快に思ったらもう二度といらしてくださらないでしょう。

今回は骨や筋肉を触りながら解剖学を学ぶことで、クライアントさんが快適に感じるガイドをする方法をみなさんに提供させていただきます。手を通して クライアントさんと深く関われたとき、クライアントさんの強い信頼を得ることができるはずです。言葉を越えたコミュニケーションをとれるボディワーカーを 目指しているかたにぜひいらしていただきたいと思っています。

◎日程/各回テーマ

3/16 (土) 第一回 『”触る”とは?&足、足首』
(関節運動反射について。MP関節、距骨、踵骨、立方骨、脛骨、腓骨の見つけ方。そして動きを導く方法。フレックス&ポイントの促し方、ハムストリングスの緩め方等。)

4/20 (土) 第二回 『股関節』
(大転子-前後や上下の場所の確認。股関節の動かし方、大腰筋の見つけ方。ITバンド(腸脛靭帯)へのアプローチ、足首&膝関節との関係性等々)

5/25 (土) 第三回 『肩関節』
(肩甲骨のランドマーク-上角、下角、棘、烏口突起、鎖骨、上腕骨頭の見つけ方。また肩鎖関節、肩関節へのアプローチ、胸鎖関節との関係性等 )

6/15 (土) 第四回 『肘・手首』
(橈骨、尺骨、手根骨の見つけ方。また肘関節、上撓尺関節の動きについて知り、稼働範囲を促す方法。肩関節との統合方法、肘の過伸展について等)

7/13 (土) 第五回 『骨盤』 
(座骨-前後や内外の場所の確認、腸骨-ASIS&AIIS、PSIS&PIIS、恥骨、仙骨の見つけ方。仙腸関節の動き。骨盤底筋へのアプローチ。股関節や肩甲骨との関係性について等々)

8/17 (土) 第六回 『体幹&まとめ』
(背骨-棘突起、横突起の見つけ方。肋骨-呼吸に伴う動き、肋骨の動きから肩関節の可動域を出す方法、肩甲骨や股関節との関係性について等々)

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セレンディピティー

こんばんは。

昨日はクライアントさんであるダンサー&ピラティスインストラクターの北岡恵里香さん高鈴と言うアコースティックユニットのコンサートに出演すると言う事で観に行って来ました。

クライアントさんの舞台はいつも緊張するのですが、なぜか『大丈夫に違いない!』と思うことが出来ました。結果はその通りで完全に恵里香さんはゾーンに入っていていままで拝見した中で一番切れの良い動きをしていました。もちろん恵里香さんの努力の結果なのですが、『少しでも貢献できたかも??』と言うのがボディーワーカーとして嬉しい一時でした:)

ちなみに僕自身、ダンスは大学の時に興味本位で取ったIntroduction to Danceクラスと社会人になってラテンダンスクラスを取ったぐらいで、ずぶの素人です。ただなぜか観るのが好きだったのが高じてダンサーの身体をケアする仕事が出来るようになりました。それだけでも幸運なのですが、今回は恵里香さんの出演する舞台が偶然にも高鈴オーケストラさんの素晴らしい公演の一部(元々、高鈴さんについては全く知りませんでした。)で今後に繋がる気付きを頂き、それはまさにセレンディピティーでした。

ちなみに気付きは『ただひたすらに自分らしく生きる』ことです。それもダンサーの恵里香さん、高鈴さん、そしてオーケストラの皆さん全員が自分の信じた道をただひたすらに歩いて来て、でも舞台に立てている事に感謝をしている事が伝わってきたからです。そんな彼(女)らを見て、今後の方向性を模索していた自分ですが『ああ、自分も何か間違っていなかったかも。。』と思え、今後の人生に新たな希望を持てる素晴らしい時間になりました。

変化が激しいこの世の中で、不安になる時があります。でもやっぱり自分らしく一歩一歩、焦らず前に進もうと思います。そしてそのように考えているクライアントさんのお手伝いが出来たときは「本当にこの仕事をしていて良かったな!」と思い、まさに今回はそれを感じることが出来ました。

読者の皆さんにもセレンディピティーが起きますように!

最後にもし良かったら以下の動画をご覧になってください。

高鈴さんが震災後に作った曲で『ただひたすらに』です。

カズ

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解剖学の勉強法 その2

こんばんは。

ボディーワーカーとして生計を立てるためには何と言っても解剖学の知識は必須になります。でもだからと言って、言葉で説明した所でそれはクライアントさんにも通じないし、その伝え方がポイントになると思っています。

ではどうすれば良いのか??

それは実際に関節がどれぐらい動くかを身をもって体験することです。

英語でよく”You cannot give what you don’t have.”(持っていないものは人に与える事が出来ない)と言いますが、身体の仕組みについても一緒で例えば、股関節の伸展は平均で20度ぐらいだとは知っていても自分の感覚でそれが全く分からないとそこに導きたくても難しいと思うのです。

そういう意味で解剖学を勉強している人はどんなエクササイズでも良いので、自身の身体を実験台にして解剖学の教科書に書いてある事をトライしてみて下さい。

ご意見、ご感想お待ちしています。

 
カズ

 

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